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hajime_chan

進化生物学から見た意外と深い阪神タイガース優勝考察

以下極めて阪神タイガーズファンの副会長(棚田担当)Kさんのコメントです。


七夕本日の棚田活動参加者は13名でした。

今年は雨が多く棚田の野菜も花々も草刈りが大変です!! 

タイガースも大変ですが・・

その上今日の暑さはさすがにまいりました。


お花畑ではひまわりも咲き始めました。



N氏が昨年栽培後のパプリカの木を自宅で育て今春棚田に再移植したところ、ビックリサイズのパプリカが育ってます!!なに色に育つかお楽しみに!!


残念だったのはトウモロコシを収穫したものの失敗!早過ぎました!! 

残りはもう少し待ちます。

ガンバレタイガース!!

kさんありがとうございました!


ということで、最後が黄色でいいオチになってたなあと思います。「アレ」になる(収穫時)かと思いましたが早とちりだったところもタイガースな感じで、ありがとうございました。


実は僕も(昔は大、今はまあ並)タイガースファンです、幾多の失望と希少な歓喜を人生で体験してまいりました。思えば星野監督で優勝した2003年は、マジック減ってからは全国の球場を毎日巡りました。幸いなるかな甲子園ライトスタンドで、優勝の歓喜の涙を流したのが絶頂で、そこで燃え尽きました。いやー名古屋では全然勝てなくて笑いましたが。岡田の優勝も和田の時のクライマックス優勝という謎のタイトルもあの歓喜の前では単なる情報でしかありません。なぜか??


最近読んだ本でめちゃくちゃ身も蓋もなかったけど面白かったのが、「増えるものたちの進化生物学」。この本朝日新聞の書評欄で取り上げられたときにはAmazonでもどこでも売り切れてたんですが、ヨドバシカメラ.comで、やっと見つけて読みました。この本の主題は、「人はなぜ生きているのか?」「なぜ死にたくないのか?」「なぜ他人が気になるのか?」「なぜ性があるのか?」「なんのために生まれてきたのか?」という悩みの相談室ベスト6を論理的解決策というか論理的解を提示するという凄い本を目指した本なんだろうなと思います。これが面白い、結構笑いながら今読み終えたところです。以下超超私訳。


・「人はなぜ生きているのか?」人は、増えて遺伝する物質が地球上になぜが生まれその末裔である。だから生きている。以上である。そのための戦略が、自然選択に耐えうる多様性と小産小死戦略。遺伝とは生殖細胞を次世代に継ぐことであり、その乗り物としての多細胞個体が存在する。従って、生殖細胞の移管継承が済めば個体(私もあなたも)用無しである。カミキリムシが子供が産まれると自らの体を餌として与えるが如く。


多様性への探求を埋め込まれた私たちは、新たな多様性を求めて彷徨する運命にあるのです。決してひとところに安寧できません、従って阪神星野で絶頂を経験した僕は遠くイングランドプレミアリーグのマンチェスターシティに活路を見出したわけですが、苦節10年昨シーズン悲願のチャンピオンズリーグを奪還し、またまた燃え尽きています、、、ここらはまあ話半分で(笑)。 ・「なぜ死にたくないのか?」小産小死戦略を取ったために、生命を大切にする意識がどんどんある意味矩を超えて強化される。従って死を極限まで嫌う。概念としての命が肥大化し、本来目的の増殖と遺伝の目的存在からズレが生じている。

・「なぜ他人が気になるのか?」生存率を上げるために協力が必須である。その協力を引き出すために平等性公平性を大切にする。大切にするように刷り込まれる。従って他者に協力を得るだけの自己であるかの承認欲求が生まれる。この現代人諸悪の根源である承認欲求に解はなく妄想と蒙昧を生む。

・「なぜ性があるのか?」単に生むだけなら一人で子供を作れる単為生殖が有利。しかし、自然選択(ウィルス等)に耐えうる多様性を生むために有性生殖(同族血縁以外の個体との生殖行為)が有利と判断したらしい。かなりややこしくてこれが楽しい人もいつかは楽しくなくなるという不思議な人間行為。これ現在では異様にややこしくめんどくさい(らしく)ので、少子化の一因なのかと。普通にネットで出会って結婚って、まあそのほうが面倒ではないかも。でもあのめんどくささがいいんだけどなあ〜と昭和世代は大いに思うけど。

・「なんのために生まれてきたのか?」人間は物理現象である!だから人生に過度に期待するなというかなり投げやりに見える結論1と、目的はないけど希少価値があるというじゃあ希少価値って何、僕にあるの、、、になると突然人類の希少性に論が変わるというややどうにもなりそうにない結論2も笑える。ここで出てくるのが「ミーム」、、脳内に保存され、他の脳へ複製可能な情報、例えば習慣や技能、物語といった社会的、文化的な情報、、。これって共感のベース情報のことかと思います。そうです、「阪神タイガース」!ファン心理とは、生存性を高めるわけでもなんでもなく、単に個人の希少価値、、阪神ファンなんてそういませんから、それも熱狂的な阪神ファンはそのまた一部です。熱狂的なファンになればそれは自ら希少性を生み出す事になる、、ここいらは僕の妄想というか解釈です。


僕的読後感は、結局DNAの運び屋としての役目を終えたシニアにはもう個体としての目的はない。従ってミームを生み出し、自らその人生をドライブする熱源エナジーを自ら作り出し、自ら疾走しなければならないという強烈な逆説的応援歌なんだろうなと自分読みしました(笑)。ということで謎のステルス第9波、、御身大切に!



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